プロローグ

男は悔やんでいた。

男は八街消防署勤務の救助隊員のナイスなガイ。
彼は過去の過ちから去ることができなかった。
日々、鎌首をもたげるウナギのように後悔というヌメヌメ粘着質に悩んでいた。
「あの時、ネットアイドルのパンチラに気を取られなければ。
あの時、ネットアイドルが好きだったのはなんでだろう?」
「あの時、なんで写メったのだ?」「俺は、パンチラが好きなのか?」


「好きだ」


その結果、尊い命が失われた。
男の携帯には、ぼんやりとしたパンチラ写真が今も呪いのようにデータされている。
そして、酒とパンチラに溺れていく。
酔いどれ救命士オレンジのツナギの背中からは、ウナギノボリの後悔が。。。

ある日、男の前に、奇跡が形となって現れる。ウナギの妖精だ。
ヌメヌメとした後悔から生まれた黒光りのウナギに連れられて、男は「あの時」を過ち去らせるために、
様々な出会いと別れを繰り返し、徒歩で時空をてくてく越えて行く。
そして、男は、変えられない過去を目の当たりにして後悔を先に立てることができるのか?
おばちゃんのエレキが炸裂するのか?多分しない。
男は、苦悩する。冷静と煩悩の間、で。。。


「性癖に打ち勝つことは難しい。これに習慣が次第に加わってきて、
根を下ろすともう始末に終えなくなる。」

ゲーテ詩集より「四季」から


ウラダイコク本公演!!!


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